当健保の平成24年度予算は、本格的な高齢社会の到来を受け、国に納める高齢者納付金が昨年より20億円も増加し、今年度と比較しても非常に厳しい状況となっています。健康保険組合として安定した運営を行っていくために必要とされる資金(法定準備金)についても、昨年に比べ改善はしているものの、依然として十分とされる金額には達していない状況が続いています。
一方、世間一般同様、DNPグループ内においても健康に対する関心がますます高まってきている中で、当健保組合としては、今後も「DNPグループ健康保持増進基本計画」に基づく従業員とその家族のための活動を強化していく方針ですが、健保財政の健全化を図っていくためには、保健事業および診療所運営体制の抜本的な見直し等による経費削減に加えて、健康保険料率の改定が避けられない状況にあるとの判断に至りました。
つきましては、下記のとおり健康保険料率を改定いたしますので、ご理解ご協力いただきますようお願いいたします。
記
◆改定内容
保険料率 事業主負担 被保険者負担
現行 83.00/1000 45.91/1000 37.09/1000
(改定) (10.00/1000) (5.00/1000) (5.00/1000)
改定後(平成24年度) 93.00/1000 50.91/1000 42.09/1000
◆実施期日
平成24年3月1日付(4月徴収分より)
※実際の保険料額については添付ファイルでご確認ください。
医療費の削減のためには、「健康な人を増やすこと」が必要です。
現在、事業主と健保が共同で「健康チャレンジキャンペーン」や「被扶養者健診の受診率向上対策」等を行っています。また、薬代を減らすために「ジェネリック医薬品利用促進通知」等の活動も行っています。
このような活動には、DNPグループの従業員やご家族の一人ひとりのご理解とご協力が是非とも必要となります。「健康になる」ため、「健康保険料を増やさない」ため、日頃から健康な生活習慣を心がけるとともに、健保組合の保健事業に積極的にご参加、ご協力いただきますようお願い致します。
以 上